1頭のマル外が私の生き方を変えた

マル外タイキフォーチュンとの出会いから

 南関東競馬リポーターの高橋華代子です。私が競馬を知るきっかけになった馬は、NHKマイルカップ初代チャンピオンのマル外タイキフォーチュンです。それまで競馬とは無縁の世界で育ちましたが、職場に競馬好きが多く、偶然にもその人たちが、タイキフォーチュンの一口馬主になり競馬を楽しみ始めました。

募集馬のパンフレットにのっていた愛らしかった馬が、デビューして、初勝利を挙げ、重賞に挑戦し、重賞を勝ち、G1馬になっていく過程でメディアへの露出も増えました。それにより初めて知ったのは、1頭の競走馬は、多くの人たちが関り夢や希望ものせて走っているということ。今度はそれを伝える仕事に就きたいと思い、東北から上京し、今に至ります。

タイキフォーチュンがアメリカで生まれ、アイルランドで育成をし、海を渡って日本へ来たことが、私の生き方まで変えてしまいました(笑)。

毎年、新馬戦を実施する時期は、どんな新しい出会いがあるのだろうとワクワクします。

トラヴァーズサラブレッドクラブさん1期生ランディスシティの新馬戦は、衝撃的でした。2021年9月22日の大井競馬場3レースに登場。笹川翼騎手とのコンビで、好スタートを切ると道中2番手から、3コーナーで先頭に立ち楽な手応えで後続との差を広げていき、2着馬に4秒1差、20馬身差をつける大差勝ち。勝ちタイムは1400m1分29秒5(良)。

「バネが良くてスピードも力もあって、現時点ではほぼほぼ言うことはないですし、100点に近いです。スケールは大きいですよ」(当日の笹川騎手のコメントより抜粋)。関係者エリアもその強さに騒然としていました。

南関東競馬の日々を伝える立場になり、早いもので20年。一番の喜びは、南関東競馬に所属する人馬が大舞台に挑戦して頂点に立つことです。

南関東競馬に関わる皆さんの笑顔、たくさん見せて欲しいです!

高橋華代子プロフィール


南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。

現在の主な掲載媒体は、
・南関東競馬ホームページ「南関魂」「ザ・ウィナーズ」
・TCKホームページ(重賞関連)
・地方競馬全国協会ウェブハロン  
・サンケイスポーツ
・馬事通信
・netkeiba
・楽天競馬  など。