アメリカのDNAは南関競馬に宿る

トラヴァーズ初年度デビューのエースストライカーで新馬戦を勝たせて頂き有難うございました!共有オーナー様、おめでとうございました!

船橋競馬所属騎手の森泰斗です。

僕が乗らせて頂いたアメリカ産馬で印象的なのは、最近ですと前向きな気性でスピードが勝ったタイプのベストマッチョで、まさにアメリカのスピード競馬のDNAを感じます。

競走馬のピークは過ぎているはずの7歳にして中央競馬より移籍してきた馬ですが、重賞のプラチナC勝ちや強い中央馬相手にハナ差2着の兵庫ゴールドトロフィを初め、8歳になった今年もフジノウェーブ記念の2着やさきたま杯で4着に健闘してくれました。

これら好結果は、厩舎サイドの好仕上げあってこそですけど、高齢にして息の長いベストマッチョの活躍には頭が下がります。

地方競馬は小回りのコース形態により基本的に先行力があると有利ですし、気持ちの前向きさや緩めず徹底先行で持久力を競うアメリカのDNAが有利に働いているのかもしれません。

トラヴァーズさんの所属馬で新馬戦を勝たせて頂いたエースストライカーも、アメリカ産馬らしく先行して早め先頭から押し切ってくれましたし、来年以降も厳選された外国産馬の導入を続けられると聞いてますので再びレースで乗れる機会を楽しみにしています。

森泰斗プロフィール


11月12日現在、通算3488勝。全国リーディング4回で2014年からケガで休養が長引いた2017年を除き昨年まで南関の連続リーディング。
本年もこれまで306勝を上げリーディングトップを疾走中の腕達者でありJRAの戸崎騎手は同期の40歳。